精神的性愛だとか肉体的性愛だとかについて
誰かを求めるなんてタイソウですね。
君が健やかなるときも病めるときも。
君が嬉しそうに泣いてるときも。
君が悲しそうに笑っているときも。
君をこの手で抱きしめて。
君の肌の匂いが変わりゆくことを感じたとして。
君の世界は君のもの。
僕は美しい君に惹かれ。
今君の造形の美しさに惚れ惚れとし。
だけど明日も君を美しいと思うかは。
分からない。
君は男も女も無い。
ただその美しさを眼前にしたい。
それだけ。
分かち合いたい。
なんて微塵も思わない。
僕を悲しい人ねと思うのは貴方の世界。
僕はただ美を前にして。
少しだけ何かに委ねる。
という錯覚に溺れただけ。