2018-03-21 言い訳なんて所詮 詩 立ち止まった、といえばいいのに。 逃げ出したと言ってしまう夜はどうして妙に生温い。もし君がその地下室から寒空の中に飛び出して。燃えたぎるものに目覚めたとしたら。僕は君の頬を両手で包み込むだろう。それは、君を愛しているから、では無いかもしれない。君をどうすれば良いか分からずに。君を包もうとする僕は。君の太陽なんかじゃない。嘘にまみれた僕を君は無防備に受け入れる。君は、冷たいよ、と笑う。 僕は君の何者でもない。 だけど、君が逃げ出したくなったときの言い訳には、なれるかもしれない。